08/02 10:06

陸上の第8回世界選手権は8月3日(日本時間4日)から10日間、カナダのエドモントンで行われる。
マラソンを除く各種目の見どころを男女別に紹介する。
男子の日本勢では、ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)にメダルの期待が集まる。
今季は3度、日本記録を更新し、今月14日にマークした83メートル47は今季世界最高、歴代7位に当たる。
6月に83メートル39を投げたアドリアン・アヌシュ(ハンガリー)、シドニー五輪優勝のシモン・ジオルコフスキ(ポーランド)同2位のニコラ・ビッツォーニ(イタリア)ら強敵ぞろい。
接戦が予想されるが、金メダルの好機到来といえる。
短距離は21歳のホープ、末続慎吾(東海大)の200メートルに注目。
シドニー五輪では準決勝に進出しており、伊東浩司(甲南大AC)が持つ20秒16の日本記録更新と決勝進出を目指す。
100メートルの朝原宣治(大阪ガス)は、13日のビスレーゲームズ(オスロ)で日本歴代2位の10秒02を出して復活を印象づけた。
この2人が柱の400メートルリレーは上位入賞が有望で、1600メートルリレーも入賞を狙える。
400メートル障害の為末大(法大)も決勝進出に照準を合わせ、1万メートルの高岡寿成(カネボウ)はシドニー五輪に続く入賞なるか。
外国勢の目玉は短距離のモーリス・グリーン(米国)。
200メートルの出場は微妙だが、世界記録を持つ100メートルは3連覇が有力だ。
1万メートルはハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)が5連覇に挑むが、今季まだレースに出場しておらず、状態が気掛かり。
1500メートルは世界記録を持つヒシャム・エルゲルージ(モロッコ)が中心となる。
走り幅跳びはイバン・ペドロソ(キューバ)が4連覇を狙う。
三段跳びは35歳のジョナサン・エドワーズ(英国)が健在。
10種競技はロマン・セブルレ、トマシュ・ドボルザーク(ともにチェコ)の新旧世界記録保持者のハイレベルな争いが見ものだ。
(エドモントン共同)
記事一覧