08/02 10:08

ホープからエースへ−−。
男子短距離の末続慎吾(東海大)がその一歩を踏み出す。
200メートルで日本期待の21歳のスプリンターは「調子はいい。
ひょっとしたら…」。
のみこんだ言葉は「決勝進出」だ。
7月中旬から下旬にかけた富士吉田市での日本チームの合宿。
立った姿勢からスタートした300メートルのタイムトライアルで、31秒2をマークした。
単純に比較はできないが、マイケル・ジョンソン(米国)の世界最高記録は30秒85、ダニー・エバレット(米国)らの持つ平地の世界最高は31秒48だ。
ファイナリストと、日本記録(20秒16)を更新しての19秒台。
日本人初の快挙を同時に達成するだけの力は備わった。
高野進コーチは「順当なら、かなりいいところにいけるかもしれない」と期待感をにじませる。
昨年のシドニー五輪では200メートルで準決勝に進出し、400メートルリレーでは6位入賞に貢献したが「満足していない」と言い切る。
200メートルの準決勝は決して調子が良くなかった伊東浩司(甲南大AC)と同じ組で走り、最下位の8位。
リレーでは最後に肉離れ。
「五輪を意識して硬くなった。
けがもしたし、まだまだ、弱いなと思った」と自己分析は厳しい。
その反省から、今季は「調子が悪くても勝つこと」に重点を置く。
東アジア大会を制したほか、100メートルも含め、日本選手相手では無敗を続け「勝負強くなってきた」。
手ごたえを胸に、成長を続ける末続が新たな時代を切り開こうとしている。
(エドモントン共同)
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