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世界選手権第1日(3日=日本時間4日)の最初の決勝種目、男子マラソンには約100人がエントリー。
世界最高記録保持者のハリド・ハヌーシ(米国)らトップ選手がそろった激戦で、日本は2大会連続となるメダル獲得で、シドニー五輪の惨敗の雪辱を期す。
2時間6分51秒の日本最高記録を持つ藤田敦史(富士通)は、座骨神経痛で右足に不安を抱える。
前回のセビリア大会は左足故障を抱えながら6位入賞。
今回も走り込み自体は十分で、レース中に痛みが出なければ、活躍は期待できる。
2時間7分52秒の記録を持つ油谷繁(中国電力)は順調。
別大優勝の西田隆維(エスビー食品)、安定感ある森下由輝(旭化成)も状態は良く、上位争いに絡めそう。
高橋健一(富士通)は右脚を痛めており、厳しい戦いとなる。
2時間5分42秒の世界最高を持つ元モロッコ国籍のハヌーシは、今回が米国代表としての初レースでタイトル獲得に意欲十分だ。
強風と激しい起伏のシドニー五輪で優勝したゲザハン・アベラ、同3位のテスファエ・トラのエチオピア勢も強い。
ロッテルダムを2時間6分50秒の今季世界最高で勝ったジョセファト・キプロノ(ケニア)、ロンドン優勝のアブデルカデル・エルムージズ(モロッコ)も有力だ。
3連覇中のスペイン勢はびわ湖毎日優勝のアントニオ・ペーニャを筆頭にフリオ・レイ、フランシス・コルテスが2時間7分台の記録を持つ。
ボストン優勝の李鳳柱(韓国)らも絡み、層の厚い男子マラソンは混戦となりそうだ。
(エドモントン共同)
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