08/03 10:08

【エドモントン(カナダ)2日共同】国際陸連(IAAF)は2日、当地で総会を開き、競歩のレース終盤での明らかな歩型違反は、主任審判員の判断で即時失格にできるよう、ルールを改正した。
競歩では、歩型違反による警告の累積が3度になると失格となる。
しかし、ゴール手前で違反覚悟の無理なスパートをかける選手が現れたため、対策を講じた。
3日に開幕する世界選手権から適用される。
「一発失格」の範囲は、レース終盤からゴールまでの一定区間に限定される。
総会はまた、扇状になっている投てき種目の着地範囲について、サークルを中心とした扇の内角を現行の40度から34・92度に狭めることを決めた。
ハンマー投げ、円盤投げ、砲丸投げで2003年1月から適用する。
やり投げは現行規則で29度となっている。
左右にそれ着地域を飛び出したハンマーなどに当たってけがをする事故が増えており、安全性を高めるためのルール改正。
ただ選手にとってはファウルが出やすくなり、04年アテネ五輪でメダルを狙う室伏広治(ミズノ)らは技術的な対応が必要になる。

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