08/04 17:19

3日に行われた世界陸上選手権(エドモントン=カナダ)男子マラソンで、日本は2大会連続のメダルは逃した。
だが、油谷繁(中国電力)が5位、森下由輝(旭化成)が8位入賞。
西田隆維(エスビー食品)も9位に食い込み、団体では2位に入った。
3人とも世界選手権初出場。
藤田敦史、高橋健一(ともに富士通)が右足の不調を訴えていたことを考えれば、健闘といえる。
10位以内に複数が入ったのは団体優勝のエチオピアと日本だけ。
男子はシドニー五輪で惨敗を喫しただけに、沢木啓祐監督は「勝負より経験を、と送り出したチーム。
評価していただきたい」と及第点を与えた。
日本人トップの油谷は「うれしさ半分、悔しさ半分」と汗をぬぐった。
先頭集団に1度は離されながら、持ち前の粘りを発揮。
35キロ付近で力尽きたレースを「動きたいけど、動けなかった。
力不足」と振り返った。
五輪、世界選手権連覇のゲザハン・アベラ(エチオピア)は40キロを越えても激しく先頭争いを続けたように、世界のレベルは高い。
中国電力の坂口泰監督は「もう一次元上のマラソンをするために、スタミナもスピードもワンランク上のものが必要」と課題を挙げた。

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