08/08 07:56

男子400メートル障害の為末が快調に滑り出した。
予選3組。
1台目のハードルで早くも抜け出し、そのままのリズムをキープ。
49秒45での楽々の1着通過に「準決勝に向けた刺激のつもりで走った。
2速、3速のギアチェンジの繰り返しで一度もトップに入れていない」と話し、息はほとんど乱れていなかった。
シドニー五輪は予選ですっかり舞い上がり、9台目の障害に足をかけて転倒。
「五輪では無我夢中で、弱いヤツも強く見えた。
今は自分の場所が分かる」自己記録も48秒38に上がり、欧州遠征で経験を積んだこともあり、態度には余裕も。
「今回は五輪の借りを返す意味が強い。
自分への期待感もある」と手ごたえ十分。
この種目の日本勢では1995年イエーテボリ大会の山崎一彦以来となる決勝進出をかけ、8日の準決勝に挑む。

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