08/10 16:05

男子棒高跳びで21世紀最初の6メートルの大台突破を果たしたのは26歳のマルコフだった。
跳び始めの5メートル75は3度目成功の際どさ。
だが5メートル90、5メートル95をともに1度目でクリアして優勝を決めると、6メートル05にバーを上げた。
2度目、スピードのある助走から、しなったポールの反動を利用して空中で逆立ちすると、かすかにバーを揺らしながらクリア。
しばらくはマットに体を横たえ感激に浸った。
足の痛みがあり、前日は10時間、この日も3時間ほど氷で冷やしたという。
「人生のなかで本当に最高の日となった。
6メートルを越えられるとは思ってなかった」と言った。
ベラルーシ出身で1996年にオーストラリアに移住、99年5月に新しい国籍を取得した。
続く6メートル10には失敗したが、世界歴代2位タイでの快勝。
南十字星が輝く国旗を身にまとい、誇らしげに場内の声援にこたえた。
これで次の目標は6メートル14の世界記録の更新か。
「まだその準備はできていないよ」と笑った。
(共同)
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