08/13 11:24

【エドモントン(カナダ)12日共同】友達で、ライバルでもある2人のランナーがそろって初の世界舞台で健闘した。
陸上世界選手権女子マラソンで12日、土佐礼子選手(25)が銀メダルを獲得し、渋井陽子選手(22)も上位を争いして4位。
三井海上所属の2人はゴール後がっちりと抱き合い、互いをたたえた。
ことし5月からの米コロラド州での高地合宿。
当初は思うように練習がはかどらず、落ち込んだ渋井選手を土佐選手が「大丈夫だよ」と励まし続けた。
その土佐選手は、ことし1月の大阪国際で渋井選手が初マラソン世界最高で勝ったことに刺激され、それまで以上に練習に力を入れてきた。
2人は競技に対する意欲を支え合っている。
ゴール後、日の丸を手にしても、恥ずかしがってウイニングランに飛び出さない土佐選手。
その手を渋井選手が取り、場内を走り出した。
2人の表情は力を出し切った満足感でいっぱいだった。
渋井選手は「先にいかれちゃいましたね。
いい目標になります」と言って笑った。

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