▽コスタリカは速さが武器

初出場の1990年イタリア大会でいきなり16強に入り、世界を驚かせた。3大会ぶりとなる今回、地力では同じ1次リーグC組のブラジル、トルコに劣るものの、スピードある選手が多く、可能性を秘める。
攻撃の柱になるのは、ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海予選で7得点を挙げたFWワンチョペ。4月の日本戦にはひざのけがのため来日しなかったが、本大会には間に合う。190センチの長身選手ながら、柔らかい身のこなしでDFをほんろうする。
トップ下のMFフォンセカはスピードあふれるプレーでチャンスをつくり、シュート力もある。この2人とほかの選手との動きがかみ合えば、相当の攻撃力を発揮する。
ギマラエス監督は90年大会の代表選手。W杯予選途中に就任後、選手をさまざまなポジションで試してきた。その結果、相手に応じて多彩なシステムで対応できる、懐の深さも身につけつつある。
基本は3-5-2だが、日本戦は4バック、直後の韓国戦は3バックだった。控えにはイタリア大会経験者のFWメドフォードもいて、親善試合では計れない潜在力がある。

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