▽攻撃力健在のデンマーク

デンマークはほとんどの選手がイングランド、ドイツなど国外のチームに所属し、高い能力を誇る。伝統的に攻撃的サッカーを得意とし、今回のチームにもそれは受け継がれている。
前回大会でも活躍したFWサンドは、大会後、がんに冒されたがすぐに回復。昨季はブンデスリーガ得点王に輝くなど、円熟の時期を迎えた。自ら得点を狙うだけでなく、体の強さと跳躍力を生かしたポストプレーも定評がある。
サンドより後ろに位置するのは、フェイエノールト(オランダ)からACミラン(イタリア)への移籍が決まったトマソン。決定力があり、サンドとのコンビで得点を量産しそうだ。
不安材料は両サイドのDF。ACミラン所属のヘルベクは2月に足首を負傷。その後も回復に手間取り、ことし行われた国際親善試合には1度も出場していない。右サイドで確実な働きが計算できるだけに、出場の可否が結果を大きく左右しそうだ。
また、左サイドバックのハインツェは代表Aマッチ80試合以上の出場を誇る経験豊富な選手だが、38歳だけに、スタミナが心配される。

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