06/04 22:06

後半19分、三都主に代わって退く小野に拍手が送られた。
大会直前、虫垂炎を治療してW杯に臨む事態に陥った。
無理をさせない交代だったが、鈴木の同点ゴールをアシストする14分のロングパスで貢献した。
先制点に高揚するベルギー守備陣。
一瞬できたラインの乱れを見逃さなかった。
「FWから裏へ出してくれ、と要求があった。
僕はそういうパスを出せるのでスペースを狙おうとした」。
自陣から約40メートルのパスは相手の急所をとらえ、DFとGKの間に落ちた。
ベルギーの圧力が強い左サイドで、守備の対応に手を焼いた。
「簡単に裏をとられることがあって、個人的にはミスが多かった。
ミスから点も取られたし」。
合流が1日遅れ、心配させた姿はない。
中田英への警戒が厳しくなる中、オランダで力強さを磨いた小野の働きが、より求められてくる。

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