06/09 23:16

サッカーの第17回ワールドカップ(W杯)第10日の9日、日本は横浜国際総合競技場でロシアと対戦し、1-0で勝ち、W杯初勝利を挙げた。
1次リーグH組の日本は第2戦を終えて1勝1分けで勝ち点を4とし、目標の決勝トーナメント進出に大きく前進した。
日本は14日の同リーグ最終戦(大阪)でチュニジアと対戦する。
4日のベルギー戦を2-2で引き分けた日本は、前半から攻勢に立ち、後半6分に稲本潤一(アーセナル)が、2試合連続となるゴールを決めて先制。
終盤のロシアの反撃を堅い守備でしのいで逃げ切った。
日本は負ければ、決勝トーナメント進出の夢がしぼむ大事な一戦。
競技場を埋めた6万6108人の大観衆が日本を後押しし、歴史的な初勝利が決まった瞬間はスタジアム全体が揺れるような歓声に沸いた。
H組は2試合を消化した日本が勝ち点4、ロシアが同3。
チュニジア-ベルギーは10日に大分で行われ、14日に最終戦2試合が組まれている。
H組で2位以内に入れば決勝トーナメントに進出できる。
日本は残るチュニジア戦で勝てば文句なしに進出が決定。
引き分けた場合も2位以内の可能性が高い。
他チームの動向によっては、チュニジア戦に敗れても進出できることもある。
日本のW杯挑戦は1954年スイス大会予選参加から始まった。
初出場した前回フランス大会は1次リーグ3戦全敗で敗退。
2度目の今回は、第1戦で初勝ち点を挙げ、2戦目で初勝利。
一段ずつステップを上がり、ベスト16入りの夢が膨らんだ。
韓国・仁川ではC組のコスタリカ-トルコが1-1で引き分けた。
この結果、既に勝ち点6のブラジルの決勝トーナメント進出と、2連敗している中国の1次敗退が決まった。
宮城ではG組のメキシコが2-1でエクアドルに逆転勝ちした。

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