06/09 22:38

【ソウル9日共同】「一緒に決勝トーナメントへ行こう」。
ワールドカップ(W杯)日本-ロシア戦が行われた9日夜、共催国の韓国では、日本にエールを送る韓国人や居ても立ってもいられない日本人観光客が試合の行方をテレビで熱心に見守り、一緒になって日本の初勝利を祝った。
ソウルのビアホールでは、日本人も含め約200人の客が大型テレビで観戦、日本人、韓国人が入り乱れて「ニッポン、ニッポン」の大声援。
勝利の瞬間、店中から拍手と歓声がわき起こった。
会社員の金起徳さん(28)は「歴史問題で日本によい感情は抱いてないけど、サッカーは別。
共催国だし、同じアジアの国だから、一緒にベスト16に入れれば最高」と笑った。
W杯取材の拠点となっているソウルの国際メディアセンターでも歓声や叫び声が上がった。
10日に韓国-米国戦が行われる大邱市では、公園に設置された大型スクリーン前に1000人近くが集まった。
韓国が4日に一足先にW杯初勝利を挙げたこともあり、多くの市民が「今度は日本の番」と声援を送り、日本の初勝利を素直に喜んだ。

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