06/09 22:57

日本にW杯初勝利をもたらした貴重な得点は、後半6分に生まれた。
同点に追いつこうとするロシアは分厚い攻撃で何度もゴールに迫ったが、日本イレブンは闘志をむき出しにして守り切った。
後半6分、相手ゴール前の状況をうかがいながら左サイドを上がったDF中田浩の左足から、中央にドローボールのクロスが放たれた。
DFを背負う形で待ち受けていた柳沢が巧妙に左足で手前を抜けてきた稲本にダイレクトパス。
稲本は左足でワントラップした後すぐさま右足でシュート。
GKの右を抜けてゴールに突き刺さった。
前半から日本、ロシアともに中盤での短く、速いパスワークで押し上げることで得点機を見いだそうとした。
パス交換はボールを奪われる危険も多く、好機が両チームの間を行ったり来たりした。
日本は先取点の後、後半26分に中田英のミドルシュートがバーをたたいた。
波状的に攻めるロシアは同32分にペナルティーエリア内の右サイドからホフロフが強烈なシュートを放ったが、楢崎がはじき落とした。
日本守備陣の執念も光った試合だった。

記事一覧