06/10 09:51

【リオデジャネイロ9日共同】ブラジルのマスコミは9日、ワールドカップ(W杯)での日本の成長、躍進を驚きを持って報道。
日本などアジア諸国は「サッカー後進国」とみられているが、日本がベルギーとの引き分けに続き、ロシアを破ったことを「番狂わせ」と受け止めた。
日本代表で知名度があるのは中田だけだったが、決勝点を挙げた稲本が注目され、各マスコミは「脅威のイナモト。
ナカタの影薄く」(フォリャ通信)と、若いストライカーのプロフィールを一斉に紹介した。
ブラジルは既に決勝トーナメント進出を決め、次の相手(H組2位)が日本になる可能性もあり、最大手のテレビ局グロボは日本-ロシア戦を生中継。
解説者らは「組織的な守備が強く、日本はあなどれない」と認識を改めていた。
サンパウロには日本人移民が多く約100万人の日系人が住むだけに、日本の健闘に大喜び。
東洋人街のリベルダージ地区ではホテルにご飯に味噌汁、生卵などを用意、サンバのリズムで日本の勝利を祝う朝食会が開かれ、地元テレビが生中継した。

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