06/14 20:27

「負けて残念だけど、日本人に母国を知ってもらえてうれしい」。
青一色に染まった14日の長居陸上競技場の一角に、赤のユニホームを来たチュニジア人サポーターら約100人の姿があった。
北アフリカに位置する人口約1000万人の小さな国が関心を集め、留学生のユセフ・ベンアマールさん(29)は「W杯を機に日本との交流が深まれば」と期待する。
1999年に来日し生物学を研究する一方、大阪市の小学校でチュニジア文化の授業をするなど母国を紹介。
「本音を言うと1ゴールは欲しかった。
これからはもちろん日本を応援するよ」とエールを送る。
兵庫県内のテニススクールでコーチを務めるムラド・ジェラシさん(29)は「プレッシャーがすごかったし、日本チームも強かった。
ベスト4は間違いないよ」と太鼓判を押した。
「試合はとても良かったが、レフェリーの判定でチュニジアのPKにならなかったプレーがあったのがとても残念。
本当だったら2対1」と悔しがるのはへディ・ザヤニさん(40)。
大阪府八尾市の繊維会社に勤務し「日本は2番目のふるさと」。
W杯に向け、地元小学生にチュニジア料理を教えるなど交流を進めた。
「チュニジアに勝ったのだから、決勝トーナメントでもぜひ勝ち進んでほしい」と話した。

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