06/15 10:40

日本代表の決勝トーナメント進出による大阪の繁華街ミナミの狂乱状態は夜通し続き、戎橋などから道頓堀川に飛び込んだのは15日午前4時までに約900人に上るなど、勝利の余韻に浸るサポーターらの興奮は朝まで冷めることがなかった。
終電後も帰宅しない若者らは戎橋周辺で「トルシエ、ニッポン」などのコールを繰り返し、断続的に川にダイブ。
韓国代表も決勝トーナメント進出を決めると、開放された近くの韓国総領事館でテレビ観戦していた韓国人サポーターらが日本人サポーターに合流。
握手を交わす姿もあった。
知り合ったばかりの友達と夜を明かした兵庫県川西市の男子大学生(18)は興奮が冷めない様子。
「経験したことのない楽しさだった。
トルコ戦の18日にまた来たい」と充血した目で話した。
花火を打ち上げたり、警官隊を取り囲んで「警察帰れ」を連呼する集団が現れるなど“暴走"ぶりも。
戎橋周辺にはペットボトルや傘、脱ぎ捨てたTシャツなどごみが大量に散乱し、午前5時半ごろから十数人の若者らが自主的にごみ集めを始めた。
大阪府豊中市のフリーター女性(24)は「サッカーは好きだけど、街を汚すのは許せない。
せっかく大阪出身の選手が活躍しているのに」と嘆いていた。

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