◎クロアチア
▽1991年に旧ユーゴスラビアから独立し、92年に国際サッカー連盟(FIFA)加盟。
初出場の前回W杯フランス大会では、ドイツ、オランダを破るなどの快進撃で3位となった。
このときのメンバーが今もチームを支える。
プロシネチキ、ヤルニらは旧ユーゴ時代のユース代表から巣立ったエリートでもある。
システムは3・5・2。
組織を重視する現代的なサッカーを志向している。
だが、選手の個性はかなり自由奔放で、卓越した技術を持つ個人に頼る度合いも強い。
FWにタレントがそろう。
フランス大会1次リーグで日本から決勝点を奪い、大会得点王にもなったシュケルやスピードあるボクシッチの両ベテランは今も健在。
また欧州予選6組ではチーム最多得点を挙げた23歳の新鋭、バラバンの成長が著しく、レギュラー候補に躍り出た。
そのほかにも、GKプレティコサら若手が徐々に台頭してきた。
世代交代の促進は、ベテランに偏りがちだったチームにとって、重要なテーマ。
ベテラン、若手をどう組み合わせるか。
ヨジッチ監督の手腕が問われる。

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