◎デンマーク

▽8強まで進んだ前回フランス大会からは守護神シュマイケルのほかラウドルップ兄弟のかなめが抜けた。
それでも欧州予選では試合ごとに実力をつけ、均衡のとれたチームとなった。
昨年の欧州選手権はフランス、オランダ、チェコの強豪に3連敗。
失点8、得点0の惨敗だった。
絶対的な存在だったGKシュマイケルはW杯予選途中の昨年、代表から退いた。
ヨハンソン監督の後を受け予選からチームを率いたオルセン監督は、着実な立て直しを図った。
予選10試合の前半が2勝3分けだったのに対し後半は4勝1分け。
後半はチェコ、ブルガリアの有力チームとの直接対決を制し無敗で3組1位を決めた。
攻撃の両輪として働いたのはトマソンとサンド。
フェイエノールト(オランダ)で小野のチームメートでもあるトマソンはゲームメークだけでなく得点能力も高い。
サンドはドイツのブンデスリーガ、シャルケで昨季の得点王。
29歳の遅咲きのストライカーだ。
予選での22得点中、2人が挙げたのは13点。
得点力のある二枚看板の成長が、チームに好影響をもたらしている。

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