◎ロシア
▽中盤を支える33歳のモストボイ、32歳のカルピンはともにスペイン1部リーグのセルタでプレーする。
魅惑的な攻撃サッカーをするクラブでも中心となる2人が、おそらく最後になるW杯での活躍を目指す。
2人にとって、ロシア代表としての大きな舞台は1994年アメリカ大会以来となる。
この大会でのロシアは一丸で戦える状況になかった。
当時のサドイリン監督と主力選手に不協和音が生じ、主力の一部は代表入りを拒否。
あえなく1次リーグで敗退し、2人も見せ場はなかった。
以後のロシアは不振が続いた。
98年フランス大会予選はイタリアとのプレーオフで敗れあと一歩で出場権を逃した。
2000年の欧州選手権も予選で敗退。
しかし今回の予選は、ロマンツェフ監督のもと手堅く勝ち点を稼ぎ、旧ソ連時代を含めて9度目の出場権を手に入れた。
能力の高いベテラン2人にはチトフ、前線のベシャストヌイフが絡む。
ユーゴスラビア、スロベニアと争った欧州予選1組の激戦区を1位で通過した実力は侮れない。
10試合で失点はわずか5。
2人とともにアメリカ大会経験者のDFオノプコが守りの中心となる。

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