◎セネガル

▽面積は日本のほぼ半分、人口約920万人の西アフリカの小さな国。
最終予選C組で強豪モロッコとエジプトを退けての初出場は、歴史的快挙だった。
最終予選突破を決めた7月21日には全土で人々が通りに繰り出し、翌朝までお祭り騒ぎを続けた。
ワッド大統領は訪問先のフランスから急きょ帰国し「本当に誇りに思う。
セネガルは勝利の時代に入った」と英雄たちをたたえた。
ほぼ全選手が、旧宗主国フランスの1部リーグでプレーしている。
成功を夢見て高いレベルのリーグに飛び込んだ選手たちを、フランス人のメツ監督は「太陽が降り注ぐ国から雨の多い寒い国に渡り、一生懸命に学んできた。
大変だったと思う」といたわる。
その筆頭格が、エースFWディウフだ。
最終予選では8試合で8点と大当たりした。
思い切りのいい強シュートに大きく曲がる直接FKと、硬軟織り交ぜたストライカーである。
メツ監督を中心に団結し、組織プレーへの意識も高い。
10月の国際親善試合では日本にも2−0で快勝。
W杯本番では1次リーグを突破できるだけの潜在能力を感じさせる。

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