◎スロベニア

▽プレーオフで4大会連続出場を狙ったルーマニアを1勝1分けで振り切り、予選を通して負けなしの堂々たる成績で初のW杯出場権を手にした。
1991年にユーゴスラビア連邦から分離独立。
人口約200万人の小さな国が、サッカーで急成長を遂げた。
2000年の欧州選手権は初出場ながらスペイン、ユーゴスラビアなどの強国相手に善戦し、その実力を国際舞台でアピール。
その時のメンバーが、今回の予選でも活躍した。
攻撃の軸はMFザホビッチ。
組織プレーの起点となり、また自ら得点も狙う。
プレーオフは、この大黒柱を故障で欠いたが、チーム力で見事に乗り越えた。
Jリーグの市原でプレーするミリノビッチらで構成するDF陣の粘り強い守備力にも定評がある。
チームを指揮するのはカタネツ監督。
90年イタリア大会ではユーゴスラビア代表としてストイコビッチとともにプレーした経験を持つ。
30代の若い監督だが、欧州選手権に続き、W杯にもチームを初めて導き、国内での信頼は厚い。
強豪ぞろいの欧州勢の中で唯一の初出場国。
その戦いぶりに注目だ。

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