● 09/28 00:36

【アテネ27日共同】パラリンピックの金メダリスト、土田和歌子選手(29)ら車いすの日本代表3人が27日、アテネ日本人学校を訪れ、1時間以上にわたり生徒と交流した。
ほかに参加したのは男子マラソン6位の花岡伸和選手(28)や同9位の笹原広喜選手(30)で、競技を始めたきっかけや車いすレースのスピード感などを説明した。
大会開催地でのこうした交流会は珍しいという。
土田選手は「アテネで成長する子供にエールを送りたい。
わたしも触れ合って、力をもらった」と喜んだ。
同学校は、小、中学生合わせて生徒27人の小所帯。
アテネの街は歩道の整備が行き届いているとはいえず、実地の障害者教育もままならないという。
「障害者は弱者じゃないということを生徒に知ってほしかった」という菊池修校長(51)が、大会を機に障害者教育を目指そうと日本選手団にラブコールを送り続け、実現した。
来年のアテネ・マラソン10キロの部に出場を希望している小学6年の桶屋こむぎさん(11)は「障害者でも明るく努力している。
すごいなと思った。
わたしも(頑張れば)できる」と話していた。

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