英雄の棄権で波紋 高額券購入のファンら
【北京19日共同】北京五輪の陸上男子110メートル障害1次予選で、アテネ五輪金メダリストの劉翔選手がけがのため棄権したことで、高額の決勝チケットを購入していた中国人ファンらはぼうぜんとし、スポンサー契約を継続すべきかどうか検討する企業も出始めた。19日の中国紙、新京報が国民的英雄の棄権をめぐる波紋を伝えた。

スポーツ好きの子どものために、2カ月分の生活費に当たる9000元(約14万4000円)で決勝チケット2枚を購入した女性は「劉翔が決勝に出場しないなんて想像もしていなかった。値崩れするだろうから今更売りにも出せない」と途方に暮れた。“ダフ屋"の男性は「棄権する前に1枚6000元で3枚さばいた。あと5枚あるが、もう半額でも売れないだろう」と嘆いた。

経済専門家は、劉翔選手の棄権前に、金メダルを獲得できるかどうかで広告価値には10億元の差が出ると予測。劉翔選手と契約している中国のあるIT企業は契約を継続すべきかどうか検討する方針を示した。

共産党中央宣伝部は、大手サイトの掲示板で激しい劉翔選手批判が相次いだのを受け、国内メディアに批判記事を載せないよう要求。各紙は「劉翔を神格化しないことが大切だ」「劉翔の棄権を理解しよう」などと擁護する論評を掲載した。

08月19日(火)17:00

08/19・17:00励まされてうれしかった 柔道塚田が所属先に報告
08/19・16:54冨田は鉄棒の5番目 体操
08/19・16:42山本、田山とも振るわず トライアスロン
08/19・16:35松永、55キロ級「金」挑戦 星野ジャパンは中国戦
08/19・16:34韓国、1位で準決勝へ 野球
08/19・16:33なでしこは休養 21日に3位決定戦

最新ニュース
最新50件
日付一覧

NEWSコーナーTOP
サイトTOP