8月21日
決勝

智 弁(和歌山)
浦 安(千 葉)
智020 102 051|11
安012 021 000|6

▼戦評
智弁和歌山は1点を追う8回、一気に5点を奪って逆転した。一 死二塁から山野の二塁打で同点。二死三塁として青山の中前打で勝 ち越す。さらに内野安打と死球で満塁と攻め、堤野と武内の連打で 3点を奪い、突き放した。決勝戦でも強力打線は猛威を振るった。堤野の2打席連続ホーマーなど、3本塁打を含む、毎回の20安打には恐れ入る。17残塁こそあったが、11点を奪ったのだから文句は言えない。中盤は劣勢を強いられた。しかし、4、6回とリードされた直後 にすぐ追いつく。逃げかけた流れをそのたびに引き戻し、精神的な たくましさも感じさせた。6回から登板の山野は、いきなり1点を失うものの、7回からは 3人ずつで退けた。準決勝で完投したとは思えない救援だった。東海大浦安の浜名は3日連投となり、明らかに疲れていた。得意 のシュートがすっぽ抜け、スライダーでかわすしかなかった。それ でもバックの援護に全力投球でこたえたのだから、悔いは残さない でほしい。打線は無死からの走者を必ず得点に結び付けた。5回はスクイズも決め、持ち前の勝負強さは十分に発揮できていた。

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