08/13 10:20

男子400メートルリレーでの5位は五輪、世界選手権のリレーでは過去最高位タイだ。
だがゴール後、アンカーの朝原はトラックに座り込み、肩を落とした。
夢ではなく、目標として狙ったメダル。
朝原は「1位から3位までみても、力が上という気はしない。
(タイムを)見れば見るほどもったいない」と唇をかんだ。
英国などの強豪が予選で姿を消し、準決勝は2番目のタイムで決勝進出。
期待は膨らんだ。
松田からバトンを受けた末続は、1つ外側のレーンの米国に引き離されることなく奮闘。
上位争いしたまま藤本につないだ。
だがここでアクシデントが起きた。
コーナーの出口に差しかかろうとしたあたりで、内側のコートジボワールの走者の腕が藤本の胸に当たってのけぞり、ペースダウン。
そのためアンカーの朝原へのパスに大きなロスが生じた。
藤本は「ひじ打ちみたいになった。
うまくつなげば2位か3位ぐらいには入ったと思う」と悔しがった。
シドニー五輪で6位に入り、日本はアテネ五輪のメダル獲得に動き出したばかり。
末続は「学生3人、社会人1人の(若い)チームで世界と戦った。
思った以上の結果は出ている」と前向きだ。
取り返す機会は、きっとある。

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