08/13 17:34
世界陸上選手権で日本は3つのメダルを獲得し、8位までの入賞は5を数えた。
沢木啓祐監督は「90点から95点はつけられる」と評価した。
男子ハンマー投げの室伏広治(ミズノ)はジオルコフスキ(ポーランド)に敗れたが、82メートル台が3投、81メートル台が2投のハイレベルのシリーズだった。
400メートル障害で為末大(法大)は決勝で47秒89の日本新を出し、大会前の自己記録を0秒49も短縮した。
マラソンは期待の女子で土佐礼子、渋井陽子の三井海上コンビが銀メダル、4位。
松尾和美(天満屋)は9位ながら、団体優勝を果たし、層の厚さを示した。
男子は藤田敦史(富士通)が故障で12位ながら、油谷繁(中国電力)が5位、森下由輝(旭化成)が8位入賞。
だが長距離トラックでは入賞が4大会ぶりになく、沢木監督は「マラソンはその国の5000メートル、1万メートルのレベルが下敷きになる」と危機感も募らせた。
男子200メートルの末続慎吾、藤本俊之(ともに東海大)、100メートルの朝原宣治(大阪ガス)は決勝のカベは厚く、準決勝止まり。
400メートルリレーは5位だった。
競歩は男子20キロの柳沢哲(綜合警備保障)が7位と健闘した。
跳躍陣は、池田久美子(福島大)が女子走り幅跳びで決勝に進んだをのぞき不振だった。
外国勢の男子ではグリーン(米国)がひざ痛で100メートルの3連覇だけで切り上げた。
1万メートルはゲブレシラシエ(エチオピア)が5連覇に失敗し3位。
1500メートルはエルゲルージ(モロッコ)が3連覇。
跳躍では棒高跳びのマルコフ(オーストラリア)が世界歴代2位タイの6メートル05が目立った。
女子は短距離の女王ジョーンズ(米国)が100メートルでピンツセビッチ(ウクライナ)に敗れる波乱。
200メートルと400メートルリレーの2つの金メダルにとどまった。
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