ﾋｰﾛ伝説

ﾘﾊﾞｳﾄﾞに聞く
｢ﾘｰﾀﾞｰの自覚ある｣

-ﾌﾞﾗｼﾞﾙ代表は国民からﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ(W杯)優勝を義務づけられていると言われるが｡
｢ﾌﾞﾗｼﾞﾙは伝統的に強い｡選手全員が勝たなければならないことを認識しているし､参加するからには優勝を狙うのは当然だ｣

-前回のW杯は決勝で負けてしまった｡今回は優勝できる自信はあるか｡
｢可能性は大いにある｡確率は非常に高いと思う｣

-南米予選で苦戦したのはなぜか｡
｢多くの好選手が外国でﾌﾟﾚｰしており､いいﾁｰﾑﾜｰｸを築く時間がなかったからだろう｡監督も次々と代わり､毎試合､違う選手が入ってきて意思の疎通を欠いてしまった｡でもｽｺﾗﾘ監督の下で軸となる選手が固まったので､いい結果を出せると思う｣

-あなたにとってW杯とは｡
｢若いころからの夢だった｡98年ﾌﾗﾝｽ大会に出場でき､夢が達成できた｡2度目の出場を果たし､今度は自分の子どもたちにこのことを伝えたい｣

-ｱﾄﾗﾝﾀ五輪の後､国民の非難を浴びた｡どう克服したのか｡
｢それは過去のこと｡もう忘れてしまった｡前回のW杯も､優勝したｺﾊﾟ･ｱﾒﾘｶ(南米選手権)も過去のことだ｣

-年齢的にも豊富な経験からも､代表でﾄﾞｩﾝｶﾞ(元磐田)のようなﾘｰﾀﾞｰになる時期が来たとの期待がある｡｢そういう自覚はある｡わたしはﾊﾞﾙｾﾛﾅのような素晴らしい強豪ｸﾗﾌﾞでﾌﾟﾚｰし､欧州の選手たちの技術も体得した｡こうした経験をﾁｰﾑのために出していきたい｡そしてﾌﾞﾗｼﾞﾙをW杯優勝に導きたいと思っている｣(共同)

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