ﾋｰﾛ伝説

ｸﾚｽﾎﾟに聞く
｢次は主役になりたい｣

-ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ(W杯)の目標は､決勝戦まで勝ち進むこと?
｢もちろん｡優勝することは理想だけど､簡単じゃないよ｡でも､うまくいくよう､やってみる｡ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝの良いｲﾒｰｼﾞを残したいんだ｣

-得点王は｡
｢いや､目標はあくまで優勝だ｡結果的に得点王になれればいいけれど｣

-W杯南米予選は楽々と1位通過した｡
｢早く突破を決めたということが､楽だったということではない｡毎試合､ｲﾀﾘｱからﾌﾞｴﾉｽｱｲﾚｽに飛ばなければならなかったし､ｱｳｴｰｹﾞｰﾑの移動はさらに大変｡肉体的にとてもきつかった｡予選を突破しなければならないというﾌﾟﾚｯｼｬｰもすごかった｡しかも､ﾗﾂｨｵに戻ってきちんとﾌﾟﾚｰしなければいけないし｣

-ｱﾙｾﾞﾝﾁﾝの強さの秘密は何か｡
｢結束した集団になっていることだ｡1998年W杯の予選から5､6年間､一緒にやってきた仲間が多く､お互いをよく知っている｡欧州でﾌﾟﾚｰしている選手も多く､そういう経験もある｡監督も明確な考えを持っている｣

-98年W杯は直前にけがをした｡けががなければ､ﾊﾞﾃｨｽﾄｩｰﾀのﾎﾟｼﾞｼｮﾝを奪っていたか｡
｢参加できたのはいい経験だったけれど､98年はそれだけ｡だれの位置を奪うとかの問題ではないしﾞもしも″という仮定の話だ｡次はﾁｰﾑの主役としてﾌﾟﾚｰしたい｣

-W杯でﾌﾟﾚｰすることの意義は｡
｢僕はW杯でのﾌﾟﾚｰを夢見てきたから､とても多くの意味がある｡予選でも野望を持って､とにかくﾌﾟﾚｰに集中した｡夢が近づいてくるのはとても素晴らしい｡このﾁｬﾝｽを逃したくない｣ (共同)

戻る
');?>