ｵｰｳｪﾝに聞く
｢真の審判を受ける｣
-ﾜｰﾙﾄﾞｶｯﾌﾟ(W杯)開幕が迫った｡
｢W杯は世界最大の大会｡前回もそうだったが､今回も出場を夢見てきた｡日本でﾌﾟﾚｰすることを楽しみにしているし､興奮もしている｡大きな歓迎を受ければ､喜びは倍増するだろう｡試合に関して言えば､暑さ対策を考えなければいけないと思っている｡日本は湿度も高い｡準備はして行くつもりだ｣
-ﾍﾞｯｶﾑとともに､ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞの象徴といわれているが｡
｢ｲﾝｸﾞﾗﾝﾄﾞのｻｯｶｰの大使と呼ばれることはうれしい｡ただ､ﾋﾟｯﾁに立ったときにはそのことはすっかり忘れている｣
-ひたむきなﾌﾟﾚｰに共感するﾌｧﾝが多い｡
｢ｸﾘｰﾝな選手とみられているけれども､特に意識してそうしようと思っているわけではない｡小さいころから､とにかく一流の選手になりたいという一心でｻｯｶｰを続けてきた｡今でもさらに上を目指す向上心を持ち続けてﾌﾟﾚｰしている｣
-四月のﾊﾟﾗｸﾞｱｲ戦では故障のﾍﾞｯｶﾑに代わって主将を務めた｡
｢主将を務めてみたいという思いは昔からあったが､こんなに早くその機会が訪れるとは思わなかった｡ただ､自分は大きな声で指示を出したりするﾀｲﾌﾟではない｡主将はやっぱりﾃﾞｰﾋﾞｯﾄﾞ(ﾍﾞｯｶﾑ)にやってほしい｣
-初出場で注目された前回からの変化は｡
｢全力ﾌﾟﾚｰを心掛けたが､いろいろなけがにも悩まされた｡一度けがをすると､すぐにはﾍﾞｽﾄな状態に戻ることはできないことを実感した｡四歳､年を取ったし､多くの経験もした｡決勝ﾄｰﾅﾒﾝﾄ1回戦どまりの前回より､もう少し先まで勝ち進みたい｡そして最高のﾊﾟﾌｫｰﾏﾝｽを見せたい｡そこで真の審判を受ける｣ (共同)
戻る
');?>