▽体力に優れた中国守備陣
ミルチノビッチ監督に率いられワールドカップ(W杯)初出場。日韓のライバルが出場しないアジア最終予選は組み合わせに恵まれた感が強い。選手の経験、能力ともに正直なところ苦しいが、異なる国を率いて4大会連続1次リーグ突破を果たしている異才監督が、本大会に向けどんな手を打ってくるか。
布陣はオーソドックスな4-4-2。体格、体力面で優れた選手をそろえ、中盤から後ろの守備は堅い。4バックの中央を固める範志毅と李☆峰、イングランドでプレーする右サイドの孫継海、中盤の守備的ポジションに入る李鉄は、フィジカル面では高い水準を誇る。強豪相手にも相当渡り合うことができそうだ。
(注)☆=王ヘンに偉のツクリしかし、攻撃まで手が回るかどうか。キーマンは最終予選途中から中盤で攻撃的な役割を担う祁宏。逆に言うと、そこを抑えられたときは攻め手がない。ボール支配率では劣勢が予想されるだけに、相手の攻撃をしぶとく跳ね返しながら、数少ない好機にかけることになりそうだ。
パワフルな突破を見せる☆海東、楊晨の2トップがどこまで高い決定力を示せるか。(注)☆=赤へんに都のつくり。
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