06/04 20:04
日本代表のチームカラーの青で埋まった埼玉スタジアム。
大歓声が選手に大きな勇気を与えた。
決勝トーナメント(ベスト16)進出に向け半歩前進の勝ち点1。
西沢明訓(C大阪)小野伸二(フェイエノールト)が相次いで虫垂炎にかかった。
故障から復帰したばかりの森岡隆三(清水)らにも不安が残っていた。
経験豊かで、攻守にすきのないベルギーとの互角の戦いは、チームを覆っていた大舞台でのプレッシャーを解き放った。
1次リーグは3試合の短期決戦。
敗戦だけは避けなければならなかった。
32チーム制が初めて導入された前回フランス大会では、初戦で敗れ、勝ち点0にとどまった11チームはすべて1次リーグで敗退している。
選手は、高まる期待に応えられる可能性を示した。
20歳代半ばまでの「黄金の世代」は、W杯という世界のピッチでも柔軟な対応力を発揮した。
勝ち点1をステップに、第2戦のロシア戦では、W杯初勝利と勝ち点3の上積みを目指す。
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