06/04 21:37
リスクを冒さない。
日本は「安全第一」の守り方を貫いた。
しかし不安そうで、自信に欠けていた。
相手のFK。
白シャツに青いパンツのラインはスーッと引き下がる。
日本のやり方は前半から一貫していた。
相手がFKをける瞬間、ラインを上げ、相手選手を残せればオフサイドを取れる。
ある意味、積極的な守備の方法だが、危険もつきまとう。
相手が2列目から飛び出せば、オフサイドにはならないからだ。
日本はW杯に向けた準備のノルウェー戦(5月14日)で、この失敗から失点した。
後半12分にFKから先制された場面でも、ラインは最初ぐっと下がった。
そのクリアボールをベルギー選手がゴール前へ軽く浮かす。
市川が残っていたため、ウィルモッツはオフサイドにならなかった。
30分の2失点目は、FKを一度ははね返しながら、2列目からの進入を許した。
無理をする必要はない。
セーフティーな守り方も間違ってはいなかっただろう。
ただ弱気な印象で、受け身となり、その後の対応ができなかった。
日本の守備陣はノルウェー戦の「悪い記憶」を払しょくできていない。
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