06/09 23:29

初戦のベルギー戦に続く活躍で、日本のW杯初勝利に大きく貢献した稲本潤一選手。
地元大阪などの関係者は9日、晴れの舞台で大きく羽ばたいた勇姿に、みんなが拍手を送った。
卒業した向陽台高校(大阪府茨木市)の中田善明校長は自宅で観戦した。
「うれしい。
在学中はまじめでおとなしすぎて心配したぐらいだったのに、これで日本の顔になりましたね。
在学生にも励みになります」と興奮した。
稲本選手が育った大阪府堺市の元の実家の近所に住む大学生(18)は「潤ちゃんが家の前でサッカーの練習をやっていたのを覚えている。
小学校へ上がるころから、いつもボールと遊んでいたが、W杯で2点も取る選手になるとは」と感激した様子だ。
主婦の沢本美奈子さん(43)も「近所からこんなにすごい選手が出てうれしいのひと言。
ゴールを決めた瞬間は手をたたいて喜んだ」と話した。
17歳以下日本代表でメンタルコーチだった豊田一成滋賀大教授は「ここまでやるとは正直思わなかった。
若い時はミスもあったが、プレーに安定感が増し、よく成長した。
大人になって、日本の門戸を開けてくれた」と手放しで褒めた。

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