06/09 23:44
【ソウル9日共同】「一緒に決勝トーナメントへ行こう」「アジアサッカーの勝利だ」。
ワールドカップ(W杯)で日本がロシアに勝った9日夜、共催国の韓国では多くの市民やテレビの解説者が日本に温かい声援を送り、W杯初勝利を喜んだ。
ソウルのビアホールでは日本人も含め約200人の客が大型テレビで観戦、日本人、韓国人が入り乱れて「ニッポン、ニッポン」の大合唱。
日本を応援するために来たという会社員の崔昌葉さん(27)は「日本が勝ってうれしい。
韓国も米国に必ず勝つ」と興奮気味だった。
日本人客が韓国の第2戦勝利を祈り「大韓民国」と連呼すると、韓国人客は「(植民地支配の)過去は過去として、手を取り合って前に進むべきだ」と笑顔いっぱい。
10日に韓国-米国戦が行われる大邱市では公園に設置された大型スクリーン前に約1000人が集まり、日本の勝利が決まった瞬間、拍手の嵐に。
会社員の金庚真さん(28)は「すばらしい結果」と笑った。
試合を生中継したSBSテレビの解説者も「日本は遠くて近い国だった。
歴史の問題はあるが(選手たちの)きょうの姿にお祝いを言いたい」と語った。
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