06/10 09:31
【ベルリン9日共同】ワールドカップ(W杯)で日本がロシアを下したことについて、ドイツのメディアは好意的に評価する一方、日本の主力は稲本、中田、小野ら欧州で活躍する選手だと強調、欧州こそがサッカーの“本家"だとする強い自負心をのぞかせた。
DPA通信は「サムライが待望の勝利をもたらした」と、稲本の決勝ゴールを絶賛。
「疲れを知らぬ」闘志あふれる稲本が「世界レベルの選手なのは間違いない」と太鼓判を押した。
ウェルト紙(電子版)は稲本、中田の2人とも「外国で仕事をしていることが自信につながった」と分析。
日本サッカー界の現状を「Jリーグには“使い古し"の選手が残り、才能ある選手は欧州に武者修業に出る」と表現した。
試合を実況中継した公共放送ARDのキャスターは、小野に盛んに言及した。
一方、1974年W杯でのドイツ優勝当時の代表選手で、実況中継を解説したギュンター・ネッツァーさんは「日本には地の利があり、ロシアは実力を発揮できなかった」と述べ、今回の勝利で日本の実力が確認されたとの見方には慎重な姿勢を示した。
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