06/10 00:32

背番号10の中山が後半27分に登場すると、歓声のトーンはさらに一段階上がった。
4年前、日本のW杯初得点で歴史を刻んだ34歳は「初勝利にチームの一員として立ち会えたことがうれしい」と、喜びに浸った。
練習ではいい雰囲気をつくる役割を理解し、若いチームを盛り上げた。
「若い選手が多いけど経験がないわけじゃない。
それぞれの経験を持っているから、最後の踏ん張りが効いたのでは」と、大きな1勝を冷静に振り返った。
前線で体を張って踏ん張ろうとしたが、体力の強いロシア選手にボールを奪い取られる場面が続いた。
ベテランは「1次リーグ突破の可能性が強くなった。
でも気を抜かずにやりたい」と引き締めた。

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