06/14 17:28
サッカーの第17回ワールドカップ(W杯)で14日、日本はチュニジアに2-0で勝ち、決勝トーナメント進出の歴史的快挙を達成した。
日本は1次リーグH組を2勝1分けの無敗で乗り切り、堂々の1位で同リーグを突破した。
アジアのチームの決勝トーナメント進出は3度目。
日本は18日に宮城での同トーナメント1回戦で、C組2位のトルコとベスト8進出を懸けて対戦する。
大阪市の長居陸上競技場での大一番で、日本は後半3分に、交代出場したばかりの森島寛晃(C大阪)が先制ゴール。
30分にも中田英寿(パルマ)が追加点を挙げて快勝した。
4万5213人の観衆で埋まったスタジアムは、ベスト16入りの夢の実現に沸いた。
第1戦でベルギーと2-2で引き分け、第2戦ではロシアを1-0で下した日本は、第3戦での勝利で、勝ち点を7に伸ばして同組トップとなった。
ベルギーはロシアを3-2で下し、勝ち点5で2位に続き、決勝トーナメントに進んだ。
W杯でアジア勢の決勝トーナメント進出は、第8回イングランド大会(1966年)の朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)と第15回米国大会(94年)のサウジアラビアに次ぐ。
同トーナメント1回戦でトルコに勝って準々決勝に進めば、66年大会の北朝鮮が記録したアジア最高成績に並ぶ。
日本は初出場した前回フランス大会では、3戦全敗で1次リーグ敗退した。
W杯予選に初参加した第5回スイス大会(1954年)から約半世紀。
フランス人のトルシエ監督は、素質にあふれた若手選手を起用して世界に通用する代表チームに育て上げ、地元開催のW杯で金字塔を打ち立てた。
記事一覧