06/14 17:41
後半2点を奪った日本は、理想的な試合展開でH組1位通過を決めた。
前半は、失点のリスクと体力の消耗を避ける試合運び。
ボールを支配しながら攻撃には人数をかけず、無理をして相手ゴールに迫らなかった。
その分、チュニジアの速攻には冷静に対処。
効果的なプレスで、危ないシーンはなかった。
柳沢と稲本に代えて森島と市川を投入した後半は、攻撃にスピードが加わった。
3分、右サイドで鈴木と競ったDFブザエンヌのクリアが中央へこぼれた。
ポジション良く待ち構えていた森島が、体をひねりながら右足を振り抜いてゴール左に決めた。
さらに後半30分、右の市川が柔らかいセンタリングを上げると、鈴木の裏に走り込んだ中田英がヘディングで加点。
勝負を決めた。
チュニジアは1トップに位置したジャジリ頼み。
スルーパスから抜け出すシーンもあったが、日本の3バックの前に攻撃が単発。
2次、3次と分厚い攻めがなくゴールは遠かった。
終盤に投入されたジトゥニのシュートがクロスバーに当たったのは不運だった。
守備陣は素早いサイド攻撃に、中央のマークが対応しきれなかった。
記事一覧