06/14 19:00
「モリシマ!モリシマ!」「ナカタ!ナカタ!」。
W杯の日本代表がゴールで決勝トーナメント進出を決めた14日、大阪市内は試合終了を告げるホイッスルとともに、歓喜の渦に包まれた。
大阪・ミナミの戎橋は試合開始前から携帯テレビを見守るサポーターが集まり、終了後はすし詰め状態に。
喜びを抑え切れないサポーターが相次いで道頓堀川に飛び込んだ。
「最高や。
とにかく騒ぎたい。
この雰囲気を味わうため来ました」と、大阪府吹田市の山本裕也さん(16)。
ドイツから来たホテル従業員トーマス・シムルさん(28)は「日本人がこんなに熱狂的になるなんて驚きだ。
ドイツ人以上で、まるでイタリア人だ」と話した。
試合の行われた長居陸上競技場周辺でも、拍手とともに「やったー」の大歓声。
警察官の制止する声もかき消され、公衆トイレに登った若者の音頭で「ニッポン」コールの大合唱が鳴り響いた。
大阪市都島区の専門学校生西岡昌孝さん(20)は「次はトルコを3-0や。
準々決勝で大阪にカムバック」と興奮気味だった。
大阪市北区のパブでは、ゴールが決まる度に約150人が一斉に床を踏み鳴らして大騒ぎ。
勝利が決まると、互いに抱き合って喜びを分かち合った。
アイルランド人の男性会社員(44)は「わくわくするゲームだった。
中田はとてもすごい選手」とにっこりした。
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