06/14 19:04

W杯で日本が決勝進出を決めたことについてコラムニスト・山崎浩一氏に話を聞いた。
ロシア戦は緊張していたが、今回は不思議なぐらい安心して見ていられた。
試合前から2-0ぐらいで勝つ予感がしていた。
予選前からギリギリ決勝トーナメントに残ると思っていたが、ふたを開けたら横綱相撲。
これまで試合を重ねた強さと貫録を感じさせ、チーム全体に強豪の風格が出てきた。
実際に戦って自信をつけたように見える。
「ドーハの悲劇」や前回大会での3戦全敗など、これまでの経験が結果的に生きた。
今回は多少のピンチになっても慌てる気配がなかった。
チームが精神的に大人になり、選手がプロとして成熟した。
日本のサッカーが上昇気流に乗り一つ一つの経験が力になっているが、こんなに早く結果が出るとは思わなかった。
4年間でこの時期に向けて、選手のバイオリズムをピークに持ってきたトルシエ監督の手腕を評価したい。
最低限の目標はクリアした。
トルコ戦も今までのサッカーをすれば互角以上の戦いができる。
開催国のチームが勝ち進めば大会が盛り上がる。
4年前のフランス大会はトラブルもあったが、開催国が優勝したから盛り上がり、成功に結びついた。
選手はもっと上を、まだ先を見て戦っている。
魅力的なチームで、見ていて欲が出てくる。
こんな追い風、チャンスはめったいない。
イタリアやブラジルなどの強豪とどんな試合をするのか。
もっともっと先まで勝ち進んでほしいし、サポーターの一人として1試合でも多く見たい。

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