06/14 21:40
▽スペインは分厚い攻撃W杯は15日から、16チームによる決勝トーナメント1回戦に入る。
90分間で決着しない場合はゴールデンゴール(日本のVゴール)方式の延長戦を実施。
それでも勝敗がつかなければ、PK戦で準々決勝進出チームを決める。
1次リーグで、前回覇者フランスと、アルゼンチンの優勝候補が敗退し、順当勝ちしそうなのはブラジルとスペインぐらいか。
その他のカードはほぼ互角の実力同士。
出場停止選手も多く、暑さによる消耗からの回復度もポイントとなる。
予断を許さない試合が続きそうだ。
1次リーグH組を首位で突破した日本は、18日にC組2位のトルコと対戦する。
大きな負傷者も出場停止もないのは明るい材料で、宮本が入った守備も落ち着いてきた。
中田英を軸に、日本らしい攻撃的姿勢にあふれたサッカーを展開できれば、ベスト8進出は夢ではない。
カギは、小柄な技巧派バストゥルクを稲本、戸田らがどう抑えるか。
突破力ある左MFハッサンや大型FWハカンシュキュルにいい形でパスを回されると苦しい。
ただ、トルコは精神的な波があり、日本サポーターの大声援に浮き足立つかもしれない。
エムレベロゾールとエムレアシクが出場停止という不安材料もある。
好カードは、15日のデンマーク-イングランド。
イングランドはベッカムが徐々に調子を上げている。
デンマークは4得点と絶好調だったトマソンが足を痛め出場が微妙だが、攻守のバランスがいい。
パラグアイと顔を合わせるドイツは、ラメローら主軸3人の出場停止が痛い。
得点ランク1位の5得点を挙げた新鋭クローゼにかかる期待は大きい。
16日のスウェーデン-セネガルも興味深い。
スウェーデンは攻撃の要ユングベリが負傷で出場が微妙。
無欲の戦いを演じてきたセネガルが、アフリカ勢3度目の8強入りを果たすか。
アイルランドと対戦するスペインは、ラウルが3得点と好調。
分厚く、抜け目ない攻撃で優位に立ちそうだ。
17日にベルギーと対戦するブラジルは、C組最終戦でロベルトカルロスらの主力を温存。
ロナウドが4得点と上り調子というのも心強い。
同じ日に登場するメキシコもくせ者ぞろいだ。
優勝候補の一角イタリアは薄氷の1次リーグ突破だったが、G組最終戦で値千金の同点ゴールを決めたデルピエロがラッキーボーイとなるかもしれない。
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