06/14 21:50
ナニワの街を勝利の熱風が駆け抜けた。
「大阪決戦」となった14日のW杯チュニジア--日本戦。
日本の決勝トーナメント進出が決まると、サポーターらは繁華街や競技場周辺で喜びを爆発させた。
大阪のミナミには、競技場やテレビで観戦を終えたサポーターらが続々と集結した。
道頓堀川にかかる戎橋周辺は100人を超える警察官が厳戒態勢を敷き、橋はすし詰め状態。
浮輪なども用意したファンら約400人が戎橋や隣接する橋から制止を振り切って次々と川にダイブした。
事故を懸念する大阪府警は午後6時ごろから橋を通行制限したが、この後も飛び込みは続いた。
ロンドンからきた英国人ジョン・マーフィーさんが「サッカーでは英国人も日本人も変わらないね」と日本人の熱狂ぶりに目を丸くすれば、東京都文京区の会社員清水幸雄さん(47)は「日本の3試合とも見たが、盛り上がりは大阪が一番。
パワーがありますね」と驚いていた。
大阪名物のくいだおれ人形の隣には日の丸を持って万歳する人形も登場、一緒に万歳して記念撮影する人も。
長居陸上競技場周辺では公衆トイレの屋根に登った若者の音頭で「ニッポン」コールが起こるなど勝利の余韻を引きずったまま。
大阪市の専門学校生西岡昌孝さん(20)は「次はトルコを3-0や。
準々決勝で大阪にカムバック」と叫んだ。
パブリックビューイングの会場となった大阪ドーム(大阪市西区)では、約2万2000人が、3つの巨大スクリーンにくぎ付けで勝利を見届けた。
大阪市の会社員増田憲治さん(31)は「地元セレッソ大阪の森島が先制点を決めてくれた。
最高です」と笑顔で話した。
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