06/14 22:01
「歴史的な勝利だね。
良かった」。
小泉純一郎首相は14日午後、首相官邸で記者団にサッカーのワールドカップ(W杯)の日本代表がチュニジアを破り、決勝トーナメント進出を決めたことに感激、共催国の韓国にもエールを送った。
首相は日本代表のゴールの瞬間に感動で涙が出たと明かし「不思議だね、ゴールした瞬間、ガーッとなってジーンと涙が出てこない?みんな」と興奮冷めやらぬ様子。
決勝トーナメントのトルコ戦に向けて「一戦一戦がんばってもらいたい」と激励した。
首相は首相官邸の執務室のテレビで観戦。
ゲーム中は、来客を一切入れずに秘書官らと応援する熱の入れよう。
夜には都内のホテルで与党3党の幹事長、国対委員長らと会食。
ほろ酔い加減で出てきた首相は「勝利の乾杯だ」とご機嫌。
首相は競技場での観戦を希望したが、国会審議への悪影響を懸念する大島理森自民党国対委員長から「それだけはやめてください」と嘆願され、断念した。
その大島氏は国会内で、党国対メンバーとテレビ観戦。
大島氏の事務所に批判のメールや電話が殺到していただけに、勝利が決まり、ほっとした表情。
神崎武法公明党代表は議員会館に陣取り、ゴールシーンに思わず立ち上がったという。
民主党の鳩山由紀夫代表は14日夕、島聡代表室次長の講演会出席で愛知県刈谷市に出張。
9日のロシア戦には夫婦で駆けつけた「にわかファン」(周辺)。
「本当に日本は強くなったが、島さんのおかげで私はテレビを見ることができなかった」と会場をわかせた。
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