06/15 18:52

1次リーグ3試合にフル出場したGK楢崎正剛(名古屋)は15日、「日本のサッカーをしっかりやれている。
相手に攻めさせるのではなく、主導権を握っているのがいい」と、決勝トーナメントへの好感触を口にした。
W杯デビューのベルギー戦では2点を失ったが、ロシア、チュニジアにはゴールを割らせなかった。
「ロシア戦は1点取った後の残り時間が、すごく大変だった。
でも、みんながすごくうまく攻めたり、守ったりしている」川口(ポーツマス)曽ケ端(鹿島)との激しい正GK争いを勝ち抜き、2試合連続の“完封"。
開幕前の不安感は消え、余裕がうかがえる。
日本中の大フィーバーに「大変なことになっていて、選手はみんなびっくりしている」と戸惑いつつ、笑みがこぼれる。
大舞台の中であらためて実感するのは、GKというポジションの重要性。
「どの試合を見ても勝つのは、GKがしっかりしているところ。
カーン(ドイツ)はすごい。
ミスがなくて1試合に2、3度は決定的な場面を止める。
それを毎試合できるのがすごい」一発勝負の決勝トーナメントはPK戦までもつれると、楢崎の見せ場もやって来る。
2年前のシドニー五輪。
米国との準々決勝では、試合中の激突で血染めの奮闘も、PK戦で1本も止められず、悔いを残した。
「トルコは海外でプレーしている選手もいるし、1次リーグよりは厳しい。
(PK戦でなく)試合の中で勝つことを考えたい」と、18日の決戦をにらんでいた。

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