06/15 01:17

決勝トーナメント進出を決めた日本代表の快勝劇。
大阪の繁華街ミナミには競技場やテレビ観戦を終えたサポーターらが続々集まり、1985年の阪神タイガース優勝時をはるかに上回る約600人が道頓堀川にかかる戎橋などから飛び込むなど、降り出した雨を気にすることもなく未明まで勝利の余韻に酔いしれた。
日本代表のユニホームに着替えたグリコのネオンが輝く戎橋周辺は金曜日の夜ということもあり、サラリーマンらも交じって人波は数万人に膨れ上がり、幅11メートル、長さ36メートルの戎橋は約2000人ですし詰め状態。
サポーターらは橋の上で「トルシエ、ニッポン」などと気勢を上げ、次々と川にダイブ。
なかには浮輪を用意して飛び込む若者も。
大阪府大東市の専門学校生田辺愛味さん(18)は「カラオケボックスで中継を見た。
こんなに人で混雑する風景は初めて。
オールナイトで騒ぎたい」と興奮した様子。
付近の信号機は9日のロシア戦の後、サポーターがよじ登ったこともあり、軒並み有刺鉄線で“武装"。
事故を懸念する大阪府警は戎橋周辺に制服警官約400人を動員して警戒に当たった。
午後6時ごろからは橋を通行制限したが、この後も飛び込みが続いた。
名物のくいだおれ人形の隣には日の丸を持って万歳する人形も登場し、一緒に万歳して記念撮影する人が相次いだ。
奈良県から来た会社員(35)は「今日の2ゴールは世界に通用する。
トルコを倒してベスト8も見えてきた。
」と力を込めて話した。
一方、試合直後の競技場周辺では公衆トイレの屋根に登った若者の音頭で「ニッポン」コールが。
大阪市の専門学校生西岡昌孝さん(20)は「次はトルコを3-0や。
準々決勝で大阪にカムバック」と叫んだ。

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