◎アルゼンチン
▽アルゼンチン
攻守のバランスに優れ、その揺るぎない強さは絶頂期にある。20歳以下の世界ユース選手権はここ4大会で3度優勝と若年層の強さも有名。技術を重視した育成の成功で、アイマール、サビオラら才能豊かな若手も次々と現れている。
基本布陣は攻撃的な3―4―3。理論家のビエルサ監督は世界最強のタレント軍団を束ね、組織力を積み上げた。ベロンを起点にクレスポ、C・ロペス、オルテガ、ゴンサレスらが前線で絡む攻撃はどこからでも点を取れる。アジャラ、サムエル、ビバスの3バックも安定感がある。
代表の顔、32歳のバティストゥータは10月の南米予選で久々に復帰して「バティ・ゴール」を記録した。昨季のセリエA得点王で新エースのクレスポとの競演は見送られているが、2002年を最後に代表を引退するだけに2人の同時起用はファンの夢でもある。
中盤の後方ではシメオネが幅広い動きでにらみを利かし、左のソリン、右のサネッティのサイド攻撃も迫力十分。GKはロック歌手の横顔も持つブルゴス。若手とベテランが融合し、南米予選を独走で駆け抜けた。3度目の優勝を狙う。
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