◎イングランド
▽欧州予選の終盤に見せ場をつくった。
ドイツ戦で5−1の胸のすくような快勝。
最終戦のギリシャ戦はロスタイムの劇的な同点弾で、出場切符を手にした。
昨年10月の予選9組初戦、ホームでのドイツ戦に0−1で敗れ、キーガン監督が辞任。
暫定監督で2戦目のフィンランド戦を引き分け。
最悪のスタートを救ったのが初の外国人指揮官となったエリクソン監督(スウェーデン)だった。
サッカーの母国だけに外国人監督には、賛否両論の議論が沸いた。
だがエリクソン監督は、選手の潜在能力を引き出すさい配で批判を封じ込んだ。
予選第3戦からベンチに入り5勝1分けで無敗。
宿敵ドイツを抑えて同組1位となった。
攻撃の起点は、右サイドを黄金の右足で支配するMFベッカムだ。
クロスは鋭くカーブする。
前線ではスピード抜群の若武者オーウェンが得点機をうかがう。
オーウェンはDFを引きずりながらの突破力もあり、攻めの幅を膨らませる。
ベッカッムとオ−ウェン。
2人のスーパースターが、イングランド・サッカーに夢を与え、久々に復活の気配がする。
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