◎ドイツ

▽13大会連続、15度目の出場を決めたドイツだが、道のりは険しかった。
欧州予選9組で終盤まで首位を走りながら、9月のイングランド戦で1−5の歴史的な大敗を喫して歯車が狂った。
ウクライナとのプレーオフに回ることを余儀なくされ、敵地での第1戦は1−1。
土壇場で底力を見せ、第2戦を4−1で圧勝して出場権を確保した。
今回の代表には、チームの顔がいないといわれる。
過去3度の優勝チームには、ベッケンバウアーやクリンスマンといった世界的な選手がいた。
今回は主将のGKカーンが知名度ナンバーワン。
本大会までに、精神的な柱となる存在を発掘することが課題だ。
3−5−2が基本。
ノウォトニーを中心とした最終ラインと、ボランチのハマンが相手の攻撃を封じて攻撃に転じ、ツィーゲ、シュナイダーがサイドから切り崩しにかかる。
FW陣は90年代後半に大活躍したビアホフの低迷が気になるが、スピードのあるアサモア、ノイビルに空中戦に強いヤンカーらが控え、第2列から飛び出してくるMFバラックも相手チームにとっては要注意だ。

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