◎韓国
▽元オランダ代表を率いたヒディンク監督を迎え、韓国は果たして強くなったのか。
韓国は、同監督就任以降の国際Aマッチで7勝5分け5敗(PK勝ちは引き分け)。
まだ韓国のファンを納得させるだけの答えは出していない。
しかし試行錯誤の末、チームの基本像は見えてきた。
同監督は10月末の会見で「代表構成は90パーセント終了した」と宣言した。
代表招集のたびに若手を加え世代交代のテンポを早めている。
そんな中で長年、韓国の最終ラインを統率してきた洪明甫(柏)の今後に疑問符がついた。
同監督は「フィールドをコンパクトにする現代サッカーでは時代遅れのシステム」と中央にリベロ的な選手を置く3バックを否定。
32歳の洪のスピードの衰えを指摘する声もある。
逆にこの位置で一気に評価を高めたのが、22歳の宋鍾国。
11月のセネガル、クロアチアとの3連戦ににフル出場。
本来MFながら大胆なラインの統率と、攻撃参加で監督の信頼を得た。
中盤でも21歳コンビの崔兌旭、李天秀が台頭した。
システムは3−4−3をベースに3−5−2との併用に落ち着きそうだ。
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